演奏会のチケットの値段をホントは値上げしたい人へ贈る話。


今回は音楽家の抱える『チケットの値段問題』について少しお話させていただきます。(クラシックに関して)

音楽とデザインの事務所 MUSICA DISEGNO(ムジカ・ディゼンニョ)は大変ありがたいことに現在、株式会社や大学などの法人様はじめ、個人経営の音楽教室、店舗、個人様など「音楽」にとらわれず幅広いジャンルの方にお声をかけて頂けるようになりました。(ありがとうございますっ!)これからもデザインの力を必要とされている方がいらっしゃって、私にお手伝いできることがあればどんなジャンルの方のご依頼でもお引き受けいたしますのでお気軽にお声がけください。

さて、私がMUSICA DISEGNOを立ち上げたときに根底にあった思いといたしましては『デザインによる音楽家・アーティストの活動支援』です。それは今でも変わりません。

なぜなら私自身も音楽大学の声楽科を卒業し、オペラの研修所を出て演奏活動をしている身であり、それらの活動の中で実際に様々な団体の「演奏活動をする厳しさ」を目の当たりにしてきたからです。

ここからは私の経験(主に神奈川県、関東での演奏会事情)をまじえながら、デザイナーの立場としてお話させていただきます。

みなさん、演奏会のチケットの値段いつもどのくらいで設定していますか?

私の身の回りの演奏会のチケット相場は大体2,000円から3,000円代がほとんどかと思います。(もちろん例外あり。あくまで個人の見解。)特に自主企画系の演奏会ですとオペラなどの出演人数が多い演目でもこの範疇から中々出ないのではないかと思います。

しかも大体の演奏会は「2,000円より高いと来ないんじゃないか?」や「気軽にクラシック音楽を身近に感じてもらいたい」などの理由から2,000円代のチケット設定が多いように感じます。(もちろんこれらの意見も正当な理由と私も思います。)

写真素材:写真ACより

演奏会を企画される皆さん、チケット2,000円って、正直キツくないですか⁉

日雇い感覚で演奏会当日だけの収益をみれば黒字で利益も出るかもしれませんが、実際かかっているお金って演者のギャラとホール代だけじゃないですよね?演奏会の企画・構成のためにかけた時間、個人での練習、出演者同士での合わせ練習・稽古、交通費、楽譜購入代、印刷代などなど、、、。前述しましたが当日だけ見ればいいかもしれませんが、音楽家・演奏家・アーティストとしてイベントを「運営していく」のであれば絶対キツいですよね。時代も変わってきて大企業や大きな事務所も永遠ではなくなってきました。今は「自分たちで」回していく時代になりつつあります。

前置きとーっても長くなりましたが、そんな「もう少しチケットの値段をあげたい」と思われている団体・個人様に知っていただきたい事実があります。

あ、結局は演奏会のチラシデザインはMUSICA DISEGNOで!みたいな話になるんですが(もちろん他のデザイナーさんや事務所に頼まれるのもよし!)、これってとても大切な話なので是非とも読んでいただきたいです。

(ここからのお話は演奏会の企画がしっかり作りこまれて、内容や場所のつり合いが取れている事を前提としています。)

私はよくこんな経験があります。

「3,000円か。でもこのチラシ字も読みずらいし、画像ギザギザしてるし、配置もバラバラしてるなぁ。演奏会の中身もちゃんとしてるか怪しい。これで3,000円は、、、ん~高いなあ。」(独白)

これって皆さんも経験あるんじゃないですか?デザイナーだからこう思うんだとかではなく、消費者という立場であれば誰しもが思う感覚だと思います。(3,000円に限らずですが)

これが出演者が知り合いで中身がわかればチラシのデザインは関係なく3,000円払って観に行くかもしれません。ですが演者や内容を知らない人が前述したようなチラシを渡された時には果たしてお金を払ってくれるでしょうか?

逆に同じようなチラシでチケットの値段が2,000円だったら皆さんはどう思いますか?

多分「ん~まぁ2,000円だったら、、、行ってみるか。」になりやすいと思います。

じつはこれらの現象は科学的にも証明されてるんです。

簡単に言えばヒトは何かを買うとき90%は雰囲気で買います。

商品と値段が釣り合っている、もしくは商品の価値が値段以上に感じたらお金を出しやすくなるんです。

演奏会のチケットは基本前売りで、当日は割り増しますよね?という事は、ほとんどの場合消費者の方々は事前にお金を払う状態になります。演奏会というものはキッチン用品のように「モノ」ではありません。どちらかというと「コト」に分類されるものです。形として手に残りません。そういった形に残らない思い出や経験などにヒトは元来お金を払いづらいものなんです。

ではそんな時にそれだけの価値、それ以上の価値を連想させる「モノ」を渡せば3,000円だろうが消費者の方はお金を出してくださる可能性が高くなります。

それがチラシの役割なんです。デザインの役割なんです。

チケットの値段を3,000円にしたいなら3,000円以上の価値を感じるチラシを作れば消費者の方はストレスなく支払いができます。

(人によっていろいろな条件が加わりますが、今はチラシのデザインとチケットの値段の関係のみを考えたうえでの場合です。)

ただ演奏会の日時や情報などが書いてあればいいわけでもなく、カッコいいだけでもダメなんです。

チラシのデザインはアートではありません。キャッチーに人の足を止めたうえで、イベントの企画・内容を効率よく消費者の方に伝えチケット収益を上げるための立派な『商品』です。

演奏会を企画される音楽家の方々、良いものを提供するため、そしてこれからも企画を「運営」していくためにチケットの値段を上げたい思うことは何も悪くありません。しかし上げるからには内容の充実はもちろんですが、忘れてはいけないのは「チラシのデザイン」です。なぜならそれは演奏会の「入口」だから。

音楽家や演奏家は悲しいかなまだしっかりと職業として認識されていない節もあります。

大学の授業でチケットの値段の設定の仕方や、マーケティングの仕方など音楽に関する専門的な運営のための授業はないことも多いです。(科によってはあるかもしれません。)自分たちで勉強しなくてはなりません。

でも今回チラシのデザインを良くするだけで売り上げが上がり、値段設定も適正にできる事実を知れば、他の競合相手の一歩先を行けますね。

是非とも皆さん自身のためにも、消費者の方のためにも、そしてこれからの音楽業界のためにも『良いチラシ』を作ってください!

作れない!ってときは大丈夫です。そんな時は音楽とデザインの事務所MUSICA DISEGNOでもいいし、他のデザイナーや事務所でもいいです。是非ともプロに頼んでください。

(ウチに頼んでくれたら凄い嬉しい)

皆さんの演奏活動を心から応援してます♪

音楽とデザインの事務所 MUSICA DISEGNO (ムジカ・ディゼンニョ)

https://www.musicadisegno.com

※2,000円や3,000円などの金額はあくまで例です。皆さんの活動環境に合わせて記事をお読みいただけると幸いです。

※今回の内容はその効果を絶対的に保証するものではありません。様々な条件により結果は変わってきます。参考程度にお考え下さい。

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